【はじめての採用】結果が全て!?成功に向けた正しい過程の見つめ方

よく「結果が全て」という言説を耳にします。
非常にストイックな人たちがこの言葉を掲げ、結果を出し続けていると同時に、「結果が出なくても過程を頑張ったことに価値がある」という言説に対して、まるで逃げ道かのような厳しい目で見ているような印象もあります。
私自身もこの意見に賛同する人間の一人ではありますが、「過程も無視してはいけない」と肝に銘じています。
私以外の結果至上主義者であっても、結果のための過程はとても大事にしているのではないでしょうか。

偶然手にした結果で安心してもいいのか?

ここで1つ例え話を…
・・・
ある不動産販売会社の営業マンであるAさんは、毎月1件の受注をノルマとして課されていますが、それを達成することはほとんどありません。

ある日Aさんが外回りをしていると、1人の老人が腰を痛めて倒れていたので、介抱しました。

その老人は偶然にも不動産を探している資産家であり、親切への返報としてAさんに不動産を発注しました。
これによりAさんは、その月のノルマを達成することができました。
・・・

営業は「結果が全て」と言われやすいポジションであるからこそ、Aさんのノルマ達成に対して誰も文句は言えないでしょうし、Aさんも一安心したことでしょう。

では来月以降、Aさんはノルマを達成していくために、また困っている資産家の老人との出会いを待つのでしょうか。
おそらくこのような奇跡は、毎月発生することはないでしょう。

結果にこだわるからこそ過程を無視できない

仕事には2種類あります。
1.これからも続けていかなければならないアクション
2.一度きりのアクション

営業に限らず、ほとんどの仕事が、異動や退職などがない限り、1に分類されます。

Aさんのように毎月のノルマがあるような仕事であれば、再現性のある結果を出さなければ意味がありません。

それこそ「今月クリアだからセーフ」と安心する方が逃げ口上です。
だからこそ、毎月コンスタントにノルマを達成することができる方法論、つまり過程を大事にしなければ、結局はまた、結果が出ない日々が再現されてしまいます。

一方2に分類されるのは、大学受験。これは多くの場合、人生一度きりのアクションですね。
たとえ受験勉強という過程を蔑ろにしていても、たまたま得意な範囲が出題されて合格すれば入学することできます。
定期的に大学受験をするわけではないので、偶然でも合格したら勝ちです。

そのため「(過程を無視した)結果が全て」というのは、こういうケースの場合は適用されるかと思います。

採用活動も過程が結果を左右する

当然ですが、採用活動も結果(※)にこだわります。
※採用における結果となると「採用後の活躍こそに主眼を置くべき」という主張が飛んできそうですが、そこは私もしっかり理解してますというお断りがある前提で、ここでは分かりやすく「ある年度の採用目標人数を達成すること」とします。

採用活動というものは、現場が稼いできたお金を費やして行います。
だからこそ尚更「未達だから残念。でも頑張ったから許して。」では通用しません。

そして、「偶然達成できる」ではなく「再現性のある達成」を追求しなければなりません。
そこで大事なのが戦略になります。

たとえば
・会期内の各ステージにおいて、例年どの程度の歩留まりが発生するのか
・歩留まりに影響する因子にはどのようなものがあるのか
などをあらかじめ現状分析しておくことは、基本中の基本となります。

その上で
・あのエージェントに今年もお願いしよう
・アンケートに書かれていた学生の不満点を改善しよう
・活動時期を競合と合わせよう
といった施策に落とし込みます。

このように、過程を見つめた上で結果をコントロールしていくことが非常に重要です。

さいごに

採用担当という仕事に就くにあたり、現場経験のある営業マンが異動で配属されることも珍しくありません。

「採用は営業だ」という言説もありますが、営業時代の感覚で結果を追おうとするとうまくいかないこともしばしば。
特に新卒採用活動は一年周期。

営業よりもPDCAを何度も回すことが難しいため、「結果が全て」と短絡的にならず、その大事な結果のためにも過程を大事にしてほしいと思います。

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